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Graham Garrett



70年代後半から80年代前半、The Dumb Blondes、Panache、YA-YAといったロック・バンドのドラマーとして活躍し、80年代後半には、The HolliesのAlan Clarkのアルバムに参加するなどセッション・ドラマ―として活動していたGrahamは、90年代初頭突然、料理の世界へと足を踏み入れる。

子供のころから料理には関心があったが、刺激的な音楽の世界を選ぶことになった10代。しかし、世界をツアーして回るミュージシャンは、世界の料理にも触れる機会に恵まれた。

たまに入ってくるセッション活動に頼ることができず、趣味の料理をいかすため、あらゆるレストランで働き、休みの時は無休で働かせてもらうところを探し修行を積んだ。その理由は生活のためでもあったが、1992年頃、これは趣味ではないと気づき、スタジオ機材を売り飛ばして、本、テレビ、あらゆるところから料理を学んだ。スタートが遅かった(20代後半)ことで、知識を詰め込もむことで必死だったのだ。

94年、最初に働いたレストラン、プロクターズで、イヴニング・スタンダート紙のジャーナリストに気に入られ、Grahamの料理のレビューが掲載され、一躍名前が広まった。その後、料理界の新鋭シェフGordon Ramsay(ミシュラン二つ星)がよく店に来るようになり、彼からいろいろなことを学んだ。ロンドンのチェルシーにあるレストラン、クリストフスで働いていた時は俳優、政治家がよく来ていた。

そこでの経験で、イギリスで有名なミシュラン3つ星シェフNico Landisに認められ、彼がオーナーを務めるレストランのエグゼクティヴ・シェフとなり、その後Richard Collighanが開店したThe Houseで、料理の腕が認められる。お店には、Harrison Fordも来た。トニー・ブレア首相とヨルダン国王と王妃のためのプライベート・パーティの料理も手掛けた。

2004年からミシュランンスターシェフの称号を得、14年間スターシェフとして活躍。Harden‘sのTopレストランに選ばれ、Kent Life AwardsのBest Kent In Chefに輝き、2014年には、1001Restaurants To Experience Before You Dieにもフィーチャーされ、人気TVショウ「Great British Menu」「Ramsay’s Best Restaurant」にも出演した。

そして2002年、Kent州Biddendenにある、The West Houseを買い、クラシック・フレンチをベースにしながらも、自分のVisionに沿った創作料理を楽しむためにオーナーシェフとしてレストランを開いた。


エリザベス女王もハリソン・フォードもミック・ジャガーもお気に入り

ある日常連客の一人でケヴィン・コスナーの奥さんで人気ファッションモデルのエル・マックファーソンからプライベート・パーティーの料理の依頼を受けた。ただし、友人の一人が特別な人であると言われ、「大丈夫です。ミック・ジャガーもハリソン・フォードも来ているので」と答えると、その特別な人が女王であると知らされた。最初は呆気にとられてしまった。当日は警備員がキッチン、レストラン内をくまなくチェック、もちろんプレイべートルームでの会食だったが、その夜の別の予約客のリストもチェックしていたほど厳重だった。

19:45に到着し、23:45まで滞在。こんなに遅くまで外出するのは稀とのこと。それだけ楽しんでいる証拠だとSP. 女王にとってもプライべート・パーティーは、16年振りだったようだ。女王が帰る時、僕はエプロン姿で階段に立っていたんだけど、SPがシェフのグラハムです、と紹介してくれたんだ。僕は握手を交わし、階段上で少し会話した。なかなかの体験だったよ。すぐに母に電話すると、大喜びだった。笑 しばらく、The Houseで働き、その後NightsbridgeにあるPavillion Roadでプライベート・ディナー・パーティーの料理を手掛けた。そこでは政財界のTopやセレブの依頼もあった。

その後2002年、Kentに自分のレストランThe West House Restaurantをオープンさせたんだ。 2016年、14年間連続ミシュランスターに輝いた。


The West House Restaurant
http://www.thewesthouserestaurant.co.uk



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